昭和48年に開場した尾張旭市野外活動センター(付知キャンプ場。現在の岐阜県中津川市付知町)が今年度をもって幕を閉じる。施設の老朽化と維持管理費の負担軽減を目的としている。小中学校の研修が中心となっていたが、子ども会や行楽シーズンには一般市民家族づれの穴場的(格安で最高の自然環境に恵まれ)な存在でもあった。小中学校の野外活動は、今後国、県や他市町の施設を選択することになる。
これも行財政改革の一貫。平成17年度よりの集中改革プランにそって平成20年度末をもって閉鎖になる。 通常の年間経費は、1200万円前後。もちろん公営の研修施設ということで利用料も低く定められており、経営による採算ベースを考慮しない施設であるので殆どこの額が歳出となる。ここに至るまでには、議会質問も含め民間経営のような採算性に着目をし継続をしてゆく方法はないかと問いかけたが、やれない答弁ばかりであった。ただ、模索の中では地元 中津川市や付知町関係機関に引き継いでもらうことを目指してきたようだ。しかし、残念ながらうまくつながっていない状態できてしまったようだ。 本当に不必要な施設なのだろうか? 開場当時小学5年生だった子どもたちはもう47歳になっている。このまちに住みつづけていれば、その方々の多くの子どもたちも同じ付知キャンプ場で研修(キャンプ)を体験しているだろう。 青少年の成長期における体験教育は重要な意味があり、大切なものだと思う。 希薄な家族関係、子が親を殺したり親が子を殺したりきずつけたり・・・極端な事例と思われるかもしれないが、毎日のようにそんなニュースが飛び込んでくる。 親子が共有できる思い出や体験は、そんな世相をわずかでも止めてくれると確信する。 なんとかこの施設を存続させる方法はないかと考えている今日この頃・・・。
by yamamikio
| 2008-05-02 01:16
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